2021/02/28 公開

Corsair iCUE H150i RGB PRO XT について

CPUを「AMD Ryzen 9 3950X」に交換したのでソケットがAM4になったので新たなクーラーが必要になったので信頼性が高くいろいろなソケットにも取り付け可能な「Corsair iCUE H150i RGB PRO XT」を購入しました。

1.Corsair iCUE H150i RGB PRO XTの仕様と特徴

iCUE H150i RGB PRO XT 仕様
型番 CW-9060045-WW
ウォーターブロック サイズ 56x56mm
素材 銅(ベースプレート)
電源コネクタ SATA電源コネクタ
ウォーターチューブ  素材:ゴム(布巻き)、長さ:380mm
ラジエター サイズ 397x120x27mm
素材 アルミニウム
製品重量 約1.1kg
付属ファン サイズ 120×120×25mm
コネクタ 4ピン
回転数 400~2400rpm
エアフロー 最大75CFM
静圧 最大4.2mm-H2O
音響ノイズ 10~37dBA
対応CPUソケット ・Intel LGA1200/1150/1151/1155/1156/1366/2011/2066
・AMD sTRX4/sTR4/AM4/AM3/AM2
保証 5年

Corsair iCUE H150i RGB PRO XT 本体及び同梱品
iCUE H150i RGB PRO XT

iCUE H150i RGB PRO XTウォーターブロック本体とラジエーター ウォーターブロック底部 120mmファン x 3
ウォーターブロック用SATA電源コネクタ ファン用コネクタ iCUE管理用ケーブル ファン&ラジエター固定用ネジ

AMD系ソケット用マウントブラケット sTRX4/sTR4マウントブラケット AM4/AM3マウントブラケット intel用バックプレート&スタッドボルト
intelのマウントブラケットはウォーターブロックに最初から取り付けられています。

2.CORSAIRハードウェアを一括管理するiCUE(インテリジェントコントロールシステム)

RGBライティングからファン回転数制御まであらゆるシステムモニタリングを可能にする、CORSAIR独自のインテリジェントコントロールシステム iCUEです。
iCUE 管理ソフト 説明
iCUEの画面です。
ポンプ及びファンの回転状態をモニタリングしています。
照明効果設定画面です。
照明の色、発光スピード等を設定します。
パフォーマンス設定画面です。
ファンの回転数を「静か」「安定」「最速」「ゼロRPM」の4段階に設定が可能です。
グラフ表示画面です。
ポンプ及びファンの回転状態をグラフ表示します。

3.Corsair iCUE H150i RGB PRO XT の取付け方法

※取り付け作業に入る前には電源のメインスイッチはオフしてください。作業中に誤って電源が入るとCPUを痛めますので注意してください。
「Corsair iCUE H150i RGB PRO XT」 の取り付け手順  
AM4用ブラケット取付け ウォーターブロックにAM4用ブラケットを取付けます。
AM4用ネジの取付け CPUソケットの2箇所にAM4用ネジを取付けます。
ウォーターポンプの取り付け CPUには熱伝導グリスを塗り、その上からウォーターブロックをネジで固定します。
iCUE管理用USBケーブルをウォーターブロック側とマザーボード側に接続します。
ウォーターポンプ用SATA電源コネクタ接続 ウォーターポンプに給電するSATA電源コネクタを接続します。
ラジエターにファン取付け ラジエターに冷却ファンを取付けます。
冷却ファン3個取付けたところです。
ファンコネクタの取り付け ウォーターブロックから出ているファン端子用ケーブルのファンコネクタをファンコネクタに接続します。
ウォーターポンプ動作確認 ウォーターポンプが動作するとウォーターブロックが光ります。iCUEソフトで発光の色やスピードを変更することができます。
今回はベンチマーク測定中だったのでケースへの取付けは省略しています。

4.「OCCT 7.3.2」実行中の冷却能力

「OCCT 7.3.2」 を10分実行させた時のコア温度を「Core Temp 1.16」で測定しました。テスト時の室温は約26℃でした。
Corsair iCUE H150i RGB PRO XT コア温度測定
「OCCT 7.3.2」実行中の動作クロック
アイドル状態では40℃前後で「OCCT 7.3.2」動作時は最高コア温度は58℃で全体的に約57℃で安定していて冷却能力が安定していることが確認できました。「OCCT 7.3.2」動作中の動作クロックは約4.25GHzでした。

5.まとめ

1)取り付けはケースを選びます
ラジエターの長さが380mmもあるので、長いラジエターを収納できるフルタワークラスのケースが必要になります。購入前にケースの中にラジエターを取り付ける空間があるか確認する必要がありますのでご注意ください。我が家では「Cooler Master HAF X」のフルタワーを使用しているので問題なく取り付けできす。

2)安定した冷却能力
「OCCT 7.3.2」動作中の動作クロックは常時約4.25GHzでしたがコア温度は約57℃を維持し変動が非常に少なく安定した冷却能力でした。今回オーバークロックはしませんでしたがオーバークロックしても十分な冷却能力があると思われます。





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