2017/04/21公開


Intel X79 Express チップを使用したLGA2011マザーボード
          GIGABYTE
GA-X79-UD5です

2012年の1月に「GA-X79-UD5」マザーは交換済みでしたがレビュー記事の公開がかなり遅れてしまいました。「GA-X79-UD5」マザーは生産終了していませんが取り扱いしているショップはほとんどないので生産終了したのと同じ状態ですが備忘記録として掲載します。
CPUを「Core 2 Quad Q9650」から「Core i7-3930K」へ交換した際に「GA-X79-UD5」マザーへ交換しました。GIGABYTEの「GA-X79-UD5」マザーへ交換した理由は以前にAMDの「PhenomII X6 1090T Black Edition」を使用した際に「GA-MA790GP-DS4H」マザーを使用した時、出来が非常に良かったのでintel CPU用マザーとしてGIGABYTE製を使用してみようと思ったのと「SE-200PCI LTD」のサウンドを使用していたのでPCIスロットの有るマザーが必要だったのが「GA-X79-UD5」マザーを購入した理由です。ただし、初期のBIOSは非常にく安定だったので使用していて落胆してしまいました。、その後、BIOSの改善と共に安定し2017年の現在でも問題なく安定して使用しています。
尚、ベンチマークは2012年1月に取得したものをそのまま掲載しています。

1.GA-X79-UD5 の特徴

対応CPU 対応ソケット:LGA 2011
・LGA2011対応 Intel® Core i7プロセッサ(Sandy Bridge-E)
チップセット Intel X79 Express
メモリ ・8 x 1.5V DDR3 DIMMソケット、最大64 GBメモリをサポート
・4チャンネルメモリ対応
・DDR3 2133/1866/1600/1333/1066 MHzメモリモジュールをサポート
・Extremeメモリプロファイル(XMP)メモリモジュールをサポート
拡張スロット ・PCI Express 2.0 x16 x2、PCI Express 2.0 x8 x1 (PCI Express 3.0に準拠)
・PCI Express x1 x2 (PCI Express 2.0に準拠)
・PCI×1
※3-Way/2-Way AMD CrossFireX™/NVIDIA SLI をサポート
ストレージ/RAID チップセット:
・Serial ATA 6Gb/s x2
・Serial ATA 3Gb/s x4
・RAID 0/1/5/10 対応

3 x Marvell 88SE9172チップ:
・Serial ATA 6Gb/s x4
・External Serial ATA 6Gb/s x2
・RAID 0/1 対応
LAN 10/100/1000BASE-T x1(Intel製「WG82579V」)
グラフィック なし
オーディオ ・Realtek ALC898コーデック
・2/4/5.1/7.1-チャンネル
・High Definition Audio、Dolby Home Theater
I/Oコネクター 内部
USB 3.0/2.0ヘッダ x1、USB 2.0/1.1ヘッダ x3
IEEE1394ヘッダ x1
Serial ATA 6Gb/s x6、Serial ATA 3Gb/s x4
S/P DIF x1

外部
USB 3.0/2.0 x2、USB 2.0/1.1 x7
IEEE1394 x1
External Serial ATA 3Gb/s x1
1000BASE-T(RJ45) x1
eSATA/USB コンボコネクタ x1、eSATA コネクタ x1
PS/2 x1(マウス/キーボード両対応)
光S/PDIF出力 x1
センター/サラウンドスピーカー出力 x1、リアスピーカー出力 x1、サイドスピーカー出力 x1
ライン入力 x1、ライン出力 x1、マイク入力 x1
その他 3D Dual UEFI BIOS™搭載:
・32ビットカラー画面に対応
・マウス操作を実現したグラフィカル・インターフェース
・3Dモード:3Dビジュアルとアイコンで、よりわかりやすいBIOS画面を実現
・アドバンス・モード:広範囲な設定が可能なモードでオーバークロッカーやパワーユーザー向け
・DualBIOS™(BIOS二重保護技術)はメインBIOSがクラッシュした時に、バックアップBIOSが自動敵にリカバリを実行

3D POWER技術:
・CPUとメモリに安定した電源の流れを提供する「自動電圧補償機能」
・メモリコントローラー、VTTおよびVSAの電圧をデジタル管理
・電圧コントロール
 CPUのロードライン・キャリブレーションなどの電圧パラメーターを調節
 Vdroopingを回避し、電流の増減にかかわらず最適な電圧レベルを保持
 過電圧保護(OVP:Over Voltage Protection)の調節も可能
 CPU、メモリコントローラー、VTTおよびシステムメモリのデフォルトの値からの調節が可能
・フェーズコントロール
 CPU、内蔵メモリの過電流保護(OCP:Over Voltage Protection)やシステムメモリ電源レベルを調節
・周波数コントロール
 デジタルPWMはInternational Rectifier社のPWMコントローラー採用
 周波数のコントロール調整が可能
 CPU VRMの電源供給速度の調整
 PWMスペクトラムの調整や、全般的な周波数の最大値から最小値への変更設定可能

PCI Express Gen.3 をサポート:
・PCI Express 2.0の倍の帯域幅を備えたPCI Express3.0(Gen 3)テクノロジーに対応
・PCI Express 3.0対応のグラフィックスカードを転送レート1GB/秒で使用可能

12フェーズVRM搭載:
・CPUへの安定した電源供給を可能
・オーバークロック時の安定性や低発熱によるシステムの安定性に貢献

GIGABYTE独自Ultra Durable 3採用:
・2オンスの銅箔層採用
・日本製耐久性固体コンデンサ使用
・低電圧RDS(on)MOSFET設計
・フェライトコア(コイル)採用
・低発熱を実現しシステムの安定性・長寿命、さらにはオーバークロック時の安定動作にも貢献

ON/OFF Charge機能搭載:
・PCの電源がオフの状態でもUSBからバスパワーで給電が可能なON/OFF Charge機能を搭載
・iPhone、iPadまたはiPod Touchのクイック充電にも対応

3x USB Power対応
・通常規格の3倍の電力(バスパワー電力)を供給し、安定してUSB機器を利用可能

GA-X79-UD5マザーボード

Intel X79 Express チップ Intel WG82579V
Gigabit Ethernet Controller
Realtek ALC898 サウンドチップ Fresco Logic FL1009-2Q0
USB 3.0 Host Controller
ソケット回り ソケット部分バックパネル PCI Expressスロット、PCIスロット
(PCI Express 3.0に準拠)
USB3.0/2.0、USB2.0/1.1 ヘッダ
Serial ATAコネクタ
白:Serial ATA 6Gb/s、黒:Serial ATA 3Gb/s
グレー:Marvell 88SE9172 Serial ATA 6Gb/s
外部I/Oコネクタ: 内部パワースイッチ 付属品


2.測定環境
測定環境 GIGABYTE GA-X79-UD5 Asus Maximus II Formula
CPU Intel Core i7 3930K (3.2GHz) Intel Core 2 Quad Q9650 (3.0GHz)
CPUファン Corsair製 CWCH50-1(水冷)
メモリー SanMax SMD-16G68CP-16KL-Q-BK DDR3L-1600 16GB(4GB*4) SanMax DDR2-1066 CL5 ELPIDA 2GB×2=4GB (銅(Cu)配線プロセス)
マザーボード GIGABYTE GA-X79-UD5 (X79 Express) Asus Maximus II Formula(P45 + ICH10R)
HDD Barracuda 7200.11(ST3320613AS) Barracuda 7200.11(ST3320613AS)
サウンドカード オンボード(Realtek ALC898) SupremeFX X-Fi Audio Card (ADI AD2000BX)
ネットワーク オンボード(Intel WG82579V) オンボード(Marvell 88E8056)
OS Windows 7 Ultimate SP1 64bit版
ビデオカード&ドライバー Inno3D GeForceGTX580 (GeForce 285.62 WHQL Driver)

Core i7 3930K ( Sandy Brodge-E、32nm、3.2GHz、6コア/12スレッド )


3.ベンチマークの結果

1)CPUテスト

Superπ104万桁

SiSoftware Sandra Lite 2012

2)メモリーテスト

SiSoftware Sandra Lite 2012

)ファイルシステム

SiSoftware Sandra Lite 2012

4)サウンドテスト

RightMark Audio Analyzer によるtest reportです。
  GA-X79-UD5
(Realtek ALC898)
Maximus II Formula
(ADI AD2000BX)
Testing device Realtek High Definition Audio SoundMAX HD Audio
Sampling mode 16-bit, 44 kHz
Interface DirectSound
Testing chain External loopback (line-out - line-in)
20 Hz - 20 kHz filter ON
Normalize amplitude ON
Level change 1.1 dB / 1.3 dB -54.4 dB / -54.1 dB
Mono mode OFF
Calibration singal, Hz 1000
Polarity correct/correct inverted/inverted

  GA-X79-UD5
(Realtek ALC898)
Maximus II Formula
(ADI AD2000BX)
Frequency response (from 40 Hz to 15 kHz), dB +1.89, -0.81 Average +11.08, -11.47 Very poor
Noise level, dB (A) -90.2 Very good -44.0 Very poor
Dynamic range, dB (A) 89.0 Good 60.2 Very poor
THD, % 0.747 Poor 32.710 Poor
THD + Noise, dB (A) -33.9 Very poor -5.8 Very poor
IMD + Noise, % 1.147 Poor 66.847 Very poor
Stereo crosstalk, dB -39.0 Very poor -70.9 Good
IMD at 10 kHz, % 0.020 Good 75.802 Very poor
General performance Average Poor

5)ネットワーク

SiSoftware Sandra Lite 2012

4.総評

1)初期のBIOSは最悪
発売初期に購入したのでBIOSは非常に不安定でした。CPUを定格で使用していてもベンチソフトを使用しているとリセットがかかってしまうほど不安定でした。OC(オーバークロック)設定してもWindowsがリセットされるとBIOS設定も初期状態に戻ってしまいました。
購入当初は非常に扱い難いマザーと印象でした。「GA-MA790GP-DS4H」マザーが非常に良かっただけにかなり落胆しました。

2)「Intel X79 Express」チップセット搭載マザーでPCIスロットが使用できる唯一のマザー
非常に不安定なマザーでしたが「Intel X79 Express」チップセットを搭載していてPCIスロットの有るマザーで「SE-2000PCI LTD」が利用できるのは「GA-X79-UD5」しかありませんでした。そのため、BIOSが安定することを祈りながら我慢しながら使用していたのを覚えています。

3)今では超安定マザー
現在、利用できるBIOSバージョンは「F13w」です。ベータ版ですが「PCI Express 3.0」のビデオカードを使用する際はBOSを「F13w」にアップデートする必要がありますのでご注意ください。正式版のリリースはありませんが非常に安定しています。
「Core i7 3930K 3.2GHz」CPUと同じく5年使用していますがCPUをOC(オーバークロック)していて性能や安定性について不満が無いので壊れるまで使い続けたいと思っています。

注)オーバークロックによる製品破損は保証外ですのでオーバークロックは自己責任で行ってください。

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