2004年01月01〜30日

2004/01/30
FuturemarkからPCMark04 Build110がリリースされています。ダウンロードはここから。

2004/01/29
IntelのPescottは64ビットアドレッシングを実装している?詳細
現在、AMDだけがx86の延長の64bitコンピューティングを提供していますが、Intelの次期CPUであるPrescottに64ビットアドレッシングが実装されているとの情報が飛び交っているようです。Intelは初代Pentium 4(Willamette:ウイラメット)からHyper-Threadingを実装していたことがあったので、今回のPrescottで64ビットアドレッシングを実装している可能性はかなり高そうです。

2004/01/28
nVIDIAのNV40チップの仕様。詳細
非公式ですが、nVIDIAの次世代GPUであるNV40の仕様が公開されています。
・175 million transistors, in 130nm manufactured
・8x2 architecture, however 16 Z/Stencil tests per clock
・DirectX 9,0 architecture, supports Shader 3.0
・opposite NV38 and Shader doubled more efficient pixels
・supports DDR1, GDDR2 and GDDR3、internal AGPx8 interface
・anti- Aliasing、SAM polarizing sample、anisotropic
・exact clock rates: unknown; there is estimated 500 to 600 MHz chip clock and 600 to 800 MHz storing act
・Improvements with anti- Aliasing: (at least) a new mode; its SAM polarizing sample is however unknown
・Improvements with the anisotropic filter: unknown
・Presentation: GDC or CeBIT at the end of March 2004
・Market entrance: At the end of April or May
・2004 Sales name: GeForceFX 6XXX
どのくらいのパフォーマンスを示してくれるのか楽しみですが、また、PCIバス1スロット占有するんでしょうか。

PCI Express vs AGP8xカードのベンチ比較。詳細
カードのインタフェースは既存のAGP8xとPCI Express16xのES品、チップはATiの9600XTとR380、nVIDIAのGeForceFX5200でベンチ比較しています。カードがES品であることとドライバーも開発途中なのでこの結果をそのまま鵜呑みにはできませんが、いまのところAGP8xの方がいい結果を出しています。

IntelのPrescott3.2GHzとNorthwood3.2GHzのベンチ比較。詳細
2月にリリース予定のPentium4"Prescott"と既存のNorthwoodのベンチ比較が掲載されていますが、ほぼ同じと言ったところでしょうか。他の情報ではSuperπだとPrescottの方がいいようなことが言われていましたが、まだ情報不足ではありますがベンチソフトによって違いがでてきそうです。

IntelのLGA755"Prescott"のダイ露出画像。詳細
掲載されたのがちょっと古めですが、LGA755"Prescott"のIHSを取り除いてダイを露出させた画像が掲載されていました。既存のPentium4"Northwood"ではIHSを取り除くのは比較的簡単のようですが、LGA744では、ダイとIHSの間にラバーパッドのようなものが挟まっていて、効率よく冷却するためIHSとラバーは半田のようなものでしっかり付着しているようです。そのため、ラバーとダイの間に薄いカッターの刃を入れて切り剥がす必要があるようです。Prescottのダイの大きさはNorthwoodよりトランジスターは増えていますが製造プロセスが90nmであるため110muとほぼ同じ大きさのようです。

2004/01/27
ATiのCATALYST4.1ベースのOmegaドライバーがリリースされています。ダウンロードはここから。

2004/01/23
IntelのPentium4”Prescott”はパイプラインを大幅に拡張、さてその効果は?詳細
Intelは、2月にリリースするPentium4の新版”Prescott”はパフォーマンス強化のため、現行”NorthWood”のパイプライン数20ステージから30ステージ程度へ拡張されるようです。しかし、パイプラインの拡張は、分枝予測のエラーによる遅延が増えパフォーマンスを悪くする場合もあります。その対策として”Prescott”は2次キャッシュを現行の512KBから1MBへと増強しています。他の情報では、現行の”Northwood”よりパフォーマンスがよくないとの情報もあり、もしそうであれば、PentiumVからPentium4へ移行した際の状況と同じになるのではと思われます。
コンシューマーや企業の多くはPC購入時に動作クロックの高いものを重視する傾向にあり、動作クロックが高いと価格も高い傾向にあります。Intelは、パイプラインを拡張することにより動作クロックを上げ年内に4.0GHzで動作するプロセッサを販売しようとしています。しかし、Intelは表向きだけプロセッサ速度を強化しているとの批判もあるようです。

2004/01/22
Intel、LGA755の画像。詳細
ここのサイトに、LGA755のPentium4 2.8GHzの画像が掲載されています。コアはPrescottで、L2キャッシュは1MB、FSB800MHzになっています。ここで気になったのは3ページ目のヒートシンクの固定方法ですが、ちょっと貧弱のような気がします。それと、Scoket周辺はコイルとかコンデンサが邪魔していて大きなヒートシンク装着できそうにないです。ヒートシンク装着時の画像を見るとコイルがヒートシンクの下になっていますが、大丈夫なのかな〜、ちょっと心配。マザーは基盤の色とメモリーソケットの色から見てGigabyte製のように思います。CPUファンと干渉するのかチップセットのヒートシンク外しちゃってますね。チップセットの画像を見るとi875Pとは微妙に違っているのでi915でしょうか。グラフィックはAGPバスを使用しているように見えます。使用しているメモリーはDDR2ではなくDDR1のような気がします。
ここのサイトには、LGA755の画像とベンチ結果が掲載されていますが、上記のサイトで掲載されているものと同じようです。チップセットはi915-Gチップ、使用されているグラフィックカードはATiのRV380でバスインタフェースはPCI Express x16、メモリーはDDR400を使用していることが掲載されています。

Intel、2004年ロードマップ。詳細
Scoket478のPentium4はQ1まででQ2以降はSocket LGA755へと移行し、それによってプラットフォームも大きく変わります。また、Socket478 Pentium4の最高クロックは前に3.6GHzとの情報がありましたが、3.4GHz止まりとなり、3.6GHz以上の高クロック版はLGA755だけとなります。Q2からは、実質Scoket478 Pentium4の後継機種の位置づけとなるPrescottコアのCeleronが登場します。Prescott Pentium4にはHyper-ThreadingをサポートしないFSB533MHz版が予定されていて、Q2にはNorthwoodコアのLGA755のPentium4 Extreme Edition 3.4GHzも用意されているようです。
LGA755に対応するチップセットはGrantsdaleとAlderwoodが登場する予定で、それぞれ「i915」と「i925X」と呼ばれることになるようです。「i915」は「i865PE」の後継機種で「i875P」と同等の性能を持ち、PCI Express x1 と x16、Azalia Audio (Intel's AC'97の代わり)、メモリーはDDR2をサポートします。また、新しいサウスブリッジ「ICH6」が登場する予定で、4つのS-ATAインタフェースをサポートするようです。ワイヤーレスをサポートした「ICH6/W」も登場するようです。
下に掲載したAMDのロードマップと見比べると一進一退の競争になっていて年末には動作クロックも4.0GHzに到達します。私が、2001年にPentiumVの1GHzを手にしていたので、毎年1GHzづつ上昇していることになります。

Socket478 Pentium4/Celeronロードマップ
  Q1 '04 Q2 '04 Q3 '04 Q4 '04
Pentium4 Prescott 3.4GHz、3.2GHz、3.0GHz、2.8GHz
Northwood 3.4GHz
 - - -
Celeron  - Prescott 2.53GHz、2.66GHz、2.8GHz、3.06GHz Prescott 3.2GHz  Prescott 3.33GHz 

※Prescottコア Pentium4 製造プロセス90nm、2次キャッシュ1MB、FSB800MHz
 Northwoodコア Pentium4 製造プロセス130nm、2次キャッシュ512KB、FSB800MHz
 Prescottコア Celeron 製造プロセス90nm、2次キャッシュ256KB、FSB533MHz

Socket - LGA-775 Pentium4/Celeronロードマップ
  Q1 '04 Q2 '04 Q3 '04 Q4 '04
Pentium4  - 2.8GHz、3.0GHz、3.2GHz3.4GHz、3.6GHz 3.8GHz 4.0GHz
Celeron  -  - 2.8GHz、3.06GHz、3.2GHz 3.33GHz

※Pentium4 製造プロセス90nm、2次キャッシュ1MB、2.8GHz:FSB533MHz、3.0GHz以上:FSB800MHz
 Celeron 製造プロセス90nm、2次キャッシュ256KB、FSB533MHz

2004/01/21
IntelのPentium4 Extreme Edition 3.4GHzが販売開始。詳細
ドイツのサイトで、3.4GHzのPentium4 Extreme Editionが販売開始されています。3.2GHz版同様、コアは「Gallatin」で3次キャッシュ2MB搭載しています。価格は999ユーロ。
ここのサイトから、「Hardware」-「CPU」-「Desktop」-「Scokel478」で表示されるリストの最下部に掲載されています。

IntelのPentium4「Prescott」3.4GHzは登場するのか?詳細
IntelはPentium4「Prescott」のリリースを2月2日に予定していて、3.4GHz版からリリースするのではとの情報が流れていましたが、「Prescott」と「Extreme Edition」の3.4GHz版の登場が危ぶまれています。overclockers.co.ukのWebストアでは、既に予約注文の受付を開始していますが、受付けているのはPentium4「Prescott」の2.8GHz、3.0GHz、3.2GHzで、その中には3.4GHzの姿はありません。

2004/01/20
Intel、Pentium4価格改定スケジュール。詳細
Intelは当初2月15日に計画していた価格改定を2.8GHzのみ先行して行うようです。改定後の価格は2.6GHzと同じ価格になります。

Speed(GHz) Oct 26 Feb 1
3.2 (HTEE) 700 N/A
3.4 (HT) 637 N/A
3.2 (HT) 417 N/A
3.0 (HT) 278 N/A
3.06 (HT) 262 N/A
2.8 (HT) 218 178
2.8 193 163
2.6 (HT) 178 178
2.66 163 163
2.53 163 -
2.4 (HT) - -
2.4 - -

ATIから最新ドライバーのCATALYST 4.1(Win2K/XP、Win98/Me用)がリリースされています。ダウンロードはここから。

2004/01/16
CyberLinkは「PowerDVD」のCPRMサポートを正式発表詳細
「CPRM (Content Protection for Recordable Media)」は、記録可能なメディア(Recordable Media)用に開発された著作権保護技術で、「コピーワンス」(コピーを1回に制限する)、「録画禁止」などを制限でき、日本の地上デジタル放送/BSデジタル放送はCPRMによるコピーワンス化を4月に始める予定です。現在はCPRMコンテンツを記録したディスクは事実上、録画に使用したDVDレコーダー以外の再生が不可能、PowerDVDのCPRM対応によりパソコン上でのCPRMメディアの再生をソフトウェアとしては初めて対応。
再生にはDVDドライブのCPRM対応が前提で、製品展開は今春の予定、出荷形態、アップデート対応についての詳細は未定となっています。

2004/01/15
nVIDIAのNV40はテープアウト済み?詳細
nVIDIAの次期GPUのNV40は2003年12月末にテープアウトされたようです。nVIDIAのパートナーにサンプルのNV40が渡るのは2月後半になるようです。nVIDIAは今年のCeBITでNV40を発表するようです。NV40を搭載したカードの出荷は4月か5月になるようです。
こちらの情報だと、次世代GPUであるnVIDIAのNV40とATIのR420は次のDirectX9.1APIであるPixelShader3.0パイプラインとVertexShader3.0プロセッサーを搭載しています。nVIDIAとATIは次世代チップを開発する際、内部的な開発目標として現製品の2倍の性能を設定しているようでNV40とR420は現在のGeForceFX5950UltraとRADEON9800XTの2倍の性能になると予想されています。両会社は2003年8月末にSamsung製の1.6GHz、256MBのGDDR2メモリーを評価しているのでこのメモリーが搭載されてくると予想されています。

AMD、2004年ロードマップ。詳細
2004年AMDのScoket754、939、940のロードマップです。Scoket754では、Q2に登場する2.4GHz動作の3700+が最上でそれ以上の製品は登場しないようです。Q3以降には、L2キャッシュを256KBにしたScoket754版AthlonXPが登場してきます。クロックスピードはまだ決定されていないようですが、現在のAthlonXPの後継モデルとなるようです。今年はScoket939モデルが新たに追加され、全モデル、メモリーインタフェースはデュアルチャネルをサポートします。ATIはR420とR423の2種類のチップを用意するようで、前者はAGP8X用、後者はPCI Express x16用として開発されているようです。nVIDIAのNV40はAGP8XかPCI Express x16かは明らかにされていません。

  Q1 '04 Q2 '04 Q3 '04 Q4 '04
Scoket754 3400+、1MB、2.2GHz 3700+、1MB、2.4GHz
3400+、512KB、2.4GHz
XP2800+、256KB、TBD XP3000+、512KB、TBD
Scoket939   FX53、1MB、2.4GHz
3700+、512KB、2.4GHz
3400+、512KB、2.2GHz
  FX55、1MB、2.6GHz
4000+、512KB、2.6GHz
Scoket940 FX53、1MB、2.4GHz      


2004/01/12
Memtest86+ Ver1.00がリリースされています。ダウンロードはここから。

Intel、LGA-775のTejasのサンプル品画像が公開。詳細
Intelの次期CPU Prescottの次のCPUであるTejas(ScoketタイプはLGA-775)のサンプル品の画像が公開されています。FSBは1.2GHz、CPUの動作クロックは2.8GHzで消費電力は150WとPrescottよりも50%多くなっています。CPUの固定は、金属カバーでCPUをソケットに押し付ける形式になっていて、LGA-775では従来の剣山のようなピンがありません。

2004/01/11
Socket939版Athlon64とAthlon64 FX53は3月末に登場か?詳細
Socket939版のAthlon64 3400+と3700+が3月29日に登場してくるようです。また、Athlon64 FX53も同じころに登場してくるようです。
2004年がスタートしてすぐにSocket754版のAthlon64 3400+を登場させ、今年のAMDは出だし順調のようですが、逆に、Prescottの登場が遅れに遅れているintelはかなりプレッシャーがかかるのではと思われます。

2004/01/08
Opteron対応64ビット版Windows Server 2003のβテスト拡大。詳細
64ビット版Windows Server 2003のβ版を誰でもここからダウンロードすることができます。インストールは自己責任で行ってください。

2004/01/07
AMD Athlon 64 3400+がアキバで販売開始。詳細

2004/01/06
新春第一弾は、AMD Athlon 64 3400+正式発表。詳細
AMDからAthlon64 3400+が正式発表され、コアは従来通りClawHammer、0.13μmプロセスルール、実クロックは2.2GHz、1次キャッシュがデータ64KB+命令64KB、2次キャッシュが1MBとなっています。国内での単価は47,955円となるようです。
ベンチ結果は、ここを参照してください。メモリーインタフェースがシングルチャネルしかサポートされていないためなのか、Pentium4 3.2GHzと同等かちょっと劣るような結果となっているのが残念です。しかし、こちらのベンチ結果では、Athlon勢がいい結果を出しています。興味深いベンチ結果としては、Athlon64 3400+とAthlon64 FX 51では大差ないことです。
公表されているベンチ結果から、Athlon64 3400+はAthlon64 FX51とほぼ同じ性能でゲーム向きのCPUであると言えます。映像データなどのエンコードを中心に使用する場合は、Athlon64よりPentium4の方が向いているCPUであると言えます。


2004/01/01
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

 

 

 

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