2003年6月01〜30日

2003/06/30
AMD、最大8CPU対応の「Opteron 800」を正式発表。詳細
AMDは、最大8CPUのマルチプロセッサに対応した「Opteron 800」シリーズおよび、シングルCPUに対応した「Opteron 100」シリーズを6月30日より発売を開始します。Performance Ratingで算出するとシングルCPUのOpteron144(約8.4万円)は1.8GHzで3100+、Opteron140(約2.9万円)だと1.4GHzなので2500+になります。Pentium4の3.2GHz(約8万円)、2.6C GHz(約2.6万円)と比べるとちょっと高めの価格設定になっています。でも、Athlon64のリリースはまだ先ですのでOpteron140当たりはちょっと興味ありますね。

2003/06/29
AMDのBartonコアのL2を256KBにしたAthlonXP「Thorton」の画像。詳細
BartonコアのL2 512KBを半分の256KBにし、FSBを266MHz動作させてThoroughbredコアと同じように動作させます。コード名が本当に「Thorton」なのかは不明ですが、AMDの推奨マザーの検索ページには新しいプロセッサーの名前が掲載されています。このページには、AthlonXP2400+、2200+、2000+の3種類が掲載されていて、いづれも「FSB266MHz Model10 w/256Cache」となっています。この新しいプロセッサーが「Thorton」であるかは不明ですが、FSB266MHzマザーを使用しているユーザーにとっては朗報です。個人的には、AMD761チップセットマザーで動作するともっとうれしいのですが、BIOSアップデートでなんとかならないものでしょうか。AMDはAthlon64リリース後、AthlonXPのコアをBartonに統一することを考えているのではないかと思われます(私の推測ですが)。

2003/06/26
AMD Atlon64のPerformance Rating算式が明らかになった。詳細
AMDの64ビットデスクトッププロセッサーのPerformance Rating算式です。
Performance Rating = (CPU Frequency x 3)/2 + 400
例として、現在販売されているOpteron242(1.6GHz)の場合だと
( 1600 X 3 ) / 2 + 400 = 2800 となります。
9月に登場予定のAthlon64は動作クロックが1.8GHzのモデル3100+と2.0GHzのモデル3400+で、2次キャッシュは1MBになるようです。来年の第一四半期には動作クロック2.2GHzのモデル3700+が登場してくると予想されています。また、来年は2次キャッシュが256KBのParis(ClawHammerのL2 256KB版と思われる)が登場してくる予定で、動作クロックは2.0GHzでモデルは3100+(上記、算式は当てはまらないようです)になるようです。
AMDは来年の第二四半期から製造プロセス90nmのコードネームSanDiegoのAthlon64を登場させる予定のようです。2.4GHz(4000+)と2.6GHz(4300+)が登場してくるようです。
Athlon64 3100+及び3400+の生産は、それぞれ6月14日と7月14日に始める準備が出来ているとのことです。これが、本当であればAthlon64の登場は9月ではなくもっと早くなると思われます。

2003/06/25
90nmのCeleronプロセッサーは来年登場。詳細
intelのCPUであるCeleronプロセッサーは来年、製造プロセス90nmのPrescottコアを使用しFSBは1066MHzになって登場してくると予想されています。2次キャッシュは、256KBのようでHyper-Threading technologyのサポートは無いようです。この新CeleronはSocket478用で登場してくると予想されていますが、どのプラットフォームで動作するかは不明です。

VIAからHyperion 4in1 V4.48ドライバーがリリースされています。ダウンロードはここから。

2003/06/24
nVIDIAの次期GPU NV40チップはIBMが製造。詳細
今年末には、ATIからRADEON9800Proの倍の速さのR420チップが登場する予定ですが、nVIDIAからはNV40チップが登場してくると予想されています。NV40チップの製造はTSMCではなくIBMで行うようです。nVIDIAはNV30チップでは失敗し、NV35チップ搭載のカードの売れ行きは今ひとつのようで、NV40で巻き返しなるか楽しみです。

ATIのドライバーCatalyst 3.5がリリースされています。ダウンロードはここから。

Pentium 4 3.20GHz正式発表。詳細
Pentium4シリーズ最速のCPU 3.20GHzが正式発表されました。Hyper-Threadingテクノロジ対応、FSB800MHz、512KBの2次キャッシュを搭載、製造プロセス0.13μm。
AMDのAthlonXP3200+すでにアキバに登場していますが、いつもならintelのPentium4はフライング販売されていたのですがこの 3.20GHzはフライング販売されませんでした。今日あたり店頭にならぶのではと思います。Pentium4 3.20GHz VS AthlonXP3200+のベンチ比較はここを参照してください。Pentium4がAthlonXPをリードしています。早くAthlon64の登場が望まれます。

2003/06/19
ATIのR420チップはRADEON9800Proの2倍速い。詳細
コードネームR420は、110〜1億5000万のトランジスタを組み込み、Pixel and Vertex Shaders 3.0をサポートし、パイプ当たり2テクスチャーモジュールで8パイプライン、または、パイプ当たり1テクスチャーモジュールで16パイプラインを備え、オリジナルのR300、R350、R360と同様のアーキテクチャーで、RADEON9800Proの2倍速くなることを明らかにしました。
R420チップ搭載グラフィックカードのサンプルを今秋見ることができ、今年の終わりか2004年の初めには登場しそうです。

AMDがデュアルチャネルメモリ版「Athlon 64」を計画。詳細
9月に登場するAthlon 64は1MB L2&シングルチャネルメモリ版(ClawHammer)、2004年頭に256KB L2&シングルチャネルメモリ版(Paris)、2004年中盤には1MB L2&デュアルチャネルメモリ版(コードネーム不明)が登場するようです。また、デュアルチャネルメモリ版Athlon 64は、754ピンでは提供できないため、パッケージは確実に変わるようです。
Athlon 64のBステップでは1.8GHz止まりだったと言われてますが、Cステップでは2GHz以上が見込まれているようです。モデルナンバー3400+の動作クロックが2GHzだとすると1.8GHzが3100+、2.2GHzが3700+、2.4GHz以上で、4000+クラスになると推測されるされています。

2003/06/13
GeForce FX 5900搭載カードが発売詳細
ついにGeForceFX5900搭載カードが販売開始されました。販売開始第一弾はMSI製のカードで価格は54,800円。GeForce FX 5900 Ultraを搭載したカードも13日から販売開始の予定。

2003/06/12
GeForce FXアーキテクチャの秘密を明かす。詳細
私には、かなり難しい内容ですが、NV35は、NV30のPixel Shaderを単純に2倍にしたのではなく、Shader内の演算ユニット数を増やして一部の処理の並列度や処理性能を上げたりして、全体の処理性能を2倍に引き上げたようです。
アキバではGeForceFX5900のデモも開始され、予約も受付中ですが、今週末に販売開始されそうです。

2003/06/07
各マザーボードメーカーがi865PEチップセットでPAT使用可能に。詳細
Asusにより「Hyper Path」機能というPATを有効にする機能が発表されてから、他のマザーボードメーカー(Albatron、ABIT、Chaintech)もi865PEでPATを有効にできるBIOSをリリースしてきています。ここにABITが、BIOSでPerformance modeを「Ultra」に設定した場合のメモリーのベンチマークが掲載されています。
i875搭載マザーの行方はどうなっちゃうのでしょうか。

2003/06/05
nVIDIAのDetonatorFX 44.03ベースのnVIDIA Omegaドライバー V1.4403(18.9MB)がリリースされています。ダウンロードはここから。

ELSAがRADEON9800、9600、9200チップベースのグラフィックカードを明らかに。詳細
台湾ELSAのサイトでは、RADEON9800Pro、9600Pro、9200チップを搭載したカードFALCOXのラインアップの掲載があり、出荷準備もできているようです。更に、ATIのワークステーション用ビデオチップを搭載したビデオカードをアジア-パシフィック地域(ELSAが70%占めています)にマーケットを展開しようという動きもあるようです。しかし、このFALCOX(RADEONチップ搭載)シリーズのカードは日本には入荷されてこないようです。国内で唯一、ワークステーション用のnVIDIA Quadroチップを搭載したカードを提供しているELSAジャパンとしてはnVIDIAとの関係を気にしてのことでしょうか。
因みに、独ELSAでもRADEONチップを搭載したグラフィックカードを提供しています。こちらは、GLADIACシリーズになっています。nVIDIAのチップを搭載したカードは取り扱ってないです。

2003/06/04
今年度、第四四半期中にPrescott 3.4GHzが登場予定。詳細
intelの次期CPUは製造プロセスが90nmで、今年の11月には3.2GHzか3.4GHzで登場するようです。Prescottは、現在リリースされているi865G/i865PE及びi875チップセット搭載マザーで動作するとのことです。

2003/06/02
intel Pentium4 3.2GHzは6月23日リリース予定。詳細
Pentium4最速CPUとなる3.2GHzが6月23日に販売開始とのアナウンスですが、これは形式的なもので実際には6月16日に販売開始(いつものフライング販売でしょう)されるようです。800MHz Quad Pumped Bus、2次キャッシュ512KB、Hyper-Threading technologyはいままでリリースされたものと同じ仕様です。価格は$637(約7.6万円)とのこと。

ASUS製のGeForce FX 5900搭載ビデオカードの予価が出る詳細
nVIDIA最新GPU GeForceFX5900を搭載したAsus製のビデオカードが6月24日から販売開始予定とのこと。価格は、約7万円。
RADEON9800vsGeForceFX5900のベンチ比較がここに掲載されているので参考になればと思います。
コストパフォーマンスは6万円を切っているRADEON9800Proの方が若干有利でしょうか。

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