2017/05/07公開

家庭のテレビがパソコンに早変わり
        スティックPCを徹底研究



超小型PCのスティックPCを一昨年の2015年に購入していました。かなり遅れましたが使用して見たのでレビュー記事を掲載します。

1.家庭のテレビが手軽にパソコンへ変身
2.intel Compute Stick STCK1A32WFCR vs マウスコンピューター 冷却ファン搭載 スティック型WindowsPC 「m-Stick PS01F」 比較
3.Ewin ミニ bluetooth キーボード
4.Windows 初期セットアップ
5.Windowsインストール後の内容
6.intel Compute Stick STCK1A32WFCRのBIOSアップデート
7.マウスコンピューター MS-PS01FのBIOSアップデート
8.Windows10へのアップグレード
9.ベンチマーク
10.総合評価


1.家庭のテレビが手軽にパソコンへ変身
パソコン用のディスプレイや家庭用のテレにはHDMI端子があるのでスティックPCはこのHDMI端子に接続するだけで簡単にパソコンに変身しネットやメールなどに利用することが可能になります。それと超小型なので設置スペースを確保する必要がありません。
「Amazonプライム・ビデオ」「HuLu」「GYAO」などの動画配信サービスを見ることができるので非常に便利なので実際に使って見たいと思います。スティックPCと同時に小型のBluetoothキーボード&マウスパッドの「Mini Bluetooth KeyBord」使ってみましたのでご参考にしてください。


2.intel Compute Stick STCK1A32WFCR vs マウスコンピューター 冷却ファン搭載 スティック型WindowsPC 「m-Stick PS01F」 比較

intel製のスティックPCである「STCK1A32WFCR」とマウスコンピューター製の「MS-PS01F」を比較してみます。
項目 STCK1A32WFCR MS-PS01F
メーカー intel マウスコンピューター
OS Windows 8.1 with Bing 32bit
CPU Atom Z3735F(4コア4スレッド、1.33GHz/バースト時最大 1.83 GHz、 2MB キャッシュ)
CPUクーラー ヒートシンク 冷却用マイクロファン搭載
グラフィックス Intel HD Graphics、HDMI 1.4a×1搭載
解像度 1920×1080
メモリ 2GB PC3-10600/DDR3L-1333
ストレージ 32GB eMMC
オーディオ HDMI Audio
無線 IEEE 802.11 b/g/n Bluetooth 4.0搭載
インターフェース USB 2.0(Type A)×1、micro SD(SDXC対応)
本体寸法 幅×奥行き×高さ(mm) 103mm×37mm×12mm (端子部含まず) 125mm×37.6mm×14mm (端子部含まず)
重量 約54g 約 61g
電源 Micro USB(電源専用) 、ACアダプタ(10W (5V/2A), AC100V (50/60Hz))
※「MS-PS01F」は販売完了しています。

STCK1A32WFCR本体及び同梱品   MS-PS01F本体及び同梱品
 

STCK1A32WFCR   MS-PS01F
USB2.0、MicroUSB(電源専用)、電源ボタン   USB2.0、MicroUSB(電源専用)、電源ボタン
 
micro SD カードスロット(SDXC対応)   micro SD カードスロット(SDXC対応)
 
MicroUSBケーブルでACアダプタ接続   MicroUSBケーブルでACアダプタ接続
 
HDMI延長ケーブル   HDMI延長ケーブル
 

STCK1A32WFCR vs MS-PS01F

intelのSTCK1A32WFCRにはACアダプタに4つの異なるプラグアダプターが付属していて海外出張に持って行くのに便利です。以下の地域で使用可能:ヨーロッパ / 英国、中国、香港、シンガポール / 米国、カナダ、台湾、日本 / 中国、オーストラリア、ニュージーランド
STCK1A32WFCR ACアダプタ
4つの異なるプラグアダプター付属 プラグアダプターをACアダプタ本体に装着 プラグアダプターをACアダプタ本体の溝に挿入 プラグアダプタを押込んで固定します

STCK1A32WFCR MS-PS01F
CPU
キャッシュ
メインボード
メモリー
グラフィックス

ファイナルファンタジーXIV:蒼天のイシュガルド ベンチマーク終了後に測定したコア温度です。
「MS-PS01F」はコア#0&#1と#2&#3とではコア温度に偏りがります。また、冷却用マイクロファン搭載してますがヒートシンクだけの「STCK1A32WFCR」よりもコア温度が高くなっています。
Core Temp
STCK1A32WFCR MS-PS01F


3.Ewin ミニ bluetooth キーボード

スティックPCにはマウスとキーボードは付属していませんので今回、Ewin(興和国際貿易株式会社)から販売されている「Mini Bluetooth KeyBord」を購入しました。
仕様
型番 EW-RB05
日本語配列数 72キー/JP配列。72個のキーを備えたQWERTY配列のキーボード、日本語かな入力可能
タッチパッド タッチパッド搭載
接続 Bluetooth3.0
バッテリー 内蔵式リチウム電池、2時間の充電、放置しておくと自動的にスリープモードに入る
本体寸法 幅×奥行き×高さ(mm) 18mm x 8mm x 3mm
重量 90g
サポートOS Windows2000,XP,Vista,7
Linux OS
Mac OS10.2.8以降
iOS(Bluetooth対応のOS)
Android OS(HIDプロファイル搭載端末のみ対応)
Playstation3 / XBOX360
HTPC
※MAC OS X 10.10以降バージョンは未対応
その付属品 USB レシーバー、 USB充電ケーブル、日本語説明書、保証書

Ewin ミニ bluetooth キーボード及び同梱品 Intel Compute Stick と大きさ比較

Ewin ミニ bluetooth キーボード 本体 ON/OFFスイッチ、Micro USBコネクタ LEDバックライト 手前側面にLEDバックライト点灯用ボタン USB レシーバー


4.Windows 初期セットアップ

1)初回はUSBレシーバーを使ってのセットアップ
スティックPCは初期設定時にはBluetoothは使用できないので「Mini Bluetooth KeyBord」に付属されているUSBレシーバーをスティックPCに挿して「Mini Bluetooth KeyBord」を使用できるようにします。
初回はBluetoothでの接続はできませんのご注意ください。また、BIOS設定を行う場合もBluetoothは使用できませんのでUSBレシーバーを使ってBIOS設定を行うことになります。
※「Mini Bluetooth KeyBord」のUSBレシーバーが動作しなかったので手持ちのロジクールの「Wireless Desktop MK710t」を接続してセットアップしました。

2)HDMIケーブルでディスプレイに接続
・今回は「EIZO FlexScan EV3237」に「intel Compute Stick」を接続してテストしてみます。
「intel Compute Stick」を接続

3)Windowsの初期設定開始
STCK1A32WFCRの「地域と言語」  
英語表記 日本語表記  
「intel Compute Stick」の電源をONにすると「Region and language」の画面が表示されるので「日本語」を選択すると画面が日本語表示なります。次に「次へ」をクリックします。

MS-PS01Fの「地域と言語」  
「MS-PS01F」の場合は最初から日本語表記になっていて画面デザインが異なります。

以降は「STCK1A32WFCR」と「MS-PS01F」は同じになります。
ライセンス条項の同意  
「ライセンス条項」の画面で「同意します」をクリックします。

パーソナル設定でPC名を入力  
パーソナル設定でPC名を入力します。

ネットワークを選択  
「オンラインに接続」でWiFi環境での接続するネットワークを選択します。 選択後にネットワークセキュリティキーの入力画面が表示されますのでセキュリティキーを入力します。

設定  
設定画面では「簡単設定を使う」をクリックします。

Microsoftアカウントへのサインイン Microsoftアカウントの作成  
Microsoftアカウントを持っている場合はメールアドレス及びパスワードを入力します。持っていない場合もしくはMicrsoftアカウントを使いたくない方は「新しいアカウントを作る」をクリックします。「Microsoftアカウントの作成」で「Microsoftアカウントを使わずにサインインする」をクリックします。

ユーザー名とパスワードの設定  
「お使いのアカウント」画面でユーザー名とパスワードを入力します。

後は自動的にWindowsの初期設定が開始されます。終了するとWindows初期設定は完了となります。

4)Bluetoothのペアリング操作
事前に「Mini Bluetooth KeyBord」の電源をONしておきます。
ペアリング操作は「STCK1A32WFCR」と「MS-PS01F」は同じになります。
「検索」画面でbluetoothを検索  
Windowsの「検索」画面で「bluetooth」と入力します。すると、すぐに「Bluetooth設定」が表示されますので選択します。

「ペアリングの準備完了」が表示されたらクリックします  
「Bluetoothデバイスの管理」で「Bluetooth 3.0 Macro Keybod」の「ペアリングの準備完了」が表示されますので選択しクリックします。

「ペアリング」をクリックします  
画面上に「ペアリング」と表示されます。

ペアリング/コネクトボタン  
Windowsの「ペアリング」をクリックするのと同時に「Mini Bluetooth KeyBord」のキーボード左上のペア/コネクトボタンを長押しします。ランプが点滅し、ペアリングモードに入ります。

パスコードの入力  
パスコードが表示されますので「Mini Bluetooth KeyBord」から直接パスコードを入力します。(パスコードは毎回異なりますので注意してください。)

   
パスコードの入力が成功すると「接続済み」表示されます。
Bluetooth接続認証が完了すると「Mini Bluetooth KeyBord」が使用可能になります。


5.Windowsインストール後の内容

デバイスマネージャーを見るとネットワークアダプタは「Realtek RTL8723BS」が使用され、ディスクドライブは「Kingston S10032」が使用されています。
Windows デバイスマネージャーの内容
STCK1A32WFCR MS-PS01F

ディスクの使用容量は21.93GBで空き容量は18.98GBしかありませんので必要に応じてUSBメモリーなどの外部記憶装置が必要と思います。
ドライブDが表示されていますがUSBメモリーを挿していたので認識されていました。
Windows ディスク管理  
STCK1A32WFCR  
「STCK1A32WFCR」の回復用のパーティションは6.35GBと「MS-PS01F」の3.91GBよりもかなり大きく確保されています。そのためCドライブの空き容量が少なくなっています。
MS-PS01F  
「MS-PS01F」の回復用のパーティションは3.91GBと「STCK1A32WFCR」の6.35GBよりもかなり少なく確保されています。そのためCドライブの空き容量が少し多くなっています。外部記憶装置は必要と思います。

「STCK1A32WFCR」と「MS-PS01F」は同じ仕様の「Intel HD Graphics」なので両方とも解像度はフルHDの1920x1080をサポートしています
STCK1A32WFCR MS-PS01F


6.intel Compute Stick STCK1A32WFCRのBIOSアップデート

1)BIOSアップデート手順
「intel Compute Stick STCK1A32WFCR」のBIOSは初期バージョンでintelのサイトでは最新のBIOSをリリースしていましたのでBIOSのアップデートを行います。
「intel Compute Stick STCK1A32WFCR」のBIOSは初期バージョンの「0018」でintelのサイトでは「0035」がリリースされいたので最新のBIOSファイルを入手しUSBメモリーに保存します。
USBハブ経由でマウス・キーボードのUSBレシーバーとBIOSファイルが保存されたUSBメモリーを「intel Compute Stick STCK1A32WFCR」に接続します。
USBハブを使用  
BIOS操作にはUSBレシーバーとBIOSファイルを保存したUSBメモリーの2つのUSBを接続する必要があります。「intel Compute Stick STCK1A32WFCR」はUSBは1つしか接続できないためUSBハブを使用しUSBレシーバーとUSBメモリーを接続します。

注意:BIOSアップデート中は電源を切らないように注意してください。下記手順はBIOS「0034」をアップデートした時の内容です。
BIOSアップデート  
BIOS画面が表示されたら「F7」キーを長押しします。
BIOS Flash Update画面が表示されたら「serise」を選択します。
USBメモリーに保存されている「FC0034.bio」ファイルが表示されますので、このファイルを選択します。
アップデートを開始するか確認画面が表示されます。アップデートを開始する場合は「Enter」キーを押します。中止する場合は「ESC」キーを押します。
アップデートが開始すると左記の画面が表示されます。アップデートが終了すると自動的に再起動されます。
BIOSアップデート中は電源を切らないように注意してください。

2)BIOS 新・旧バージョンの比較
BIOS 新・旧バージョンの比較  
BIOS 0034バージョン BIOS 0018バージョン  
BIOSのMain画面では「BIOS Version」と「Microcode Update Revision」が異なっています。
BIOSのMainのInformation画面では「Processor Signature」が0034バージョンでは表示されるようになっています。
0034バージョンでは「Bluetooth Confihuration」「Bluetooth」「Wireless LAN」の項目が追加されています。
「Bluetooth Confihuration」でBluetoothデバイスを認証し接続するとBluetoothキーボードでBIOS画面を操作することが可能になります。

3)Bluetooth Configurationの操作
Bluetoothキーボードを使用できるようにペアリングを行います。ただし、マルチペアリング未対応のBluetoothキーボードをここでペアリングすると肝心のWindowsでペアリングできなくなりますのでご注意ください。
Bluetooth ペアリング操作  
「Bluetooth Configuration」を選択し「Scan Device」を選択し「Mini Bluetooth KeyBord」をスキャンさせます。スキャンさせるときは「Mini Bluetooth KeyBord」はなんらかのキーを操作します。
「Mini Bluetooth KeyBord」のスキャンが成功すると左記の画像のように「New Device List」にスキャンされたデバイスが表示されます。
表示されたデバイスを選択するとWindowsのペアリングと同様にパスコードが表示されますので「Mini Bluetooth KeyBord」でパスコードを入力し「Enter」キーを押します。
接続が完了すると左記の「Connected Device List」画像が表示されます。
接続が完了した後はBIOSの設定を保存し終了させます。
BIOSが再起動すると「Press Bluetooth keybord to reconnect」が表示されたら「Mini Bluetooth KeyBord」のキーを押します。再度「Bluetooth Reconnect keybord」が表示されたらBluetoothの接続が切れた可能性があるので「Mini Bluetooth KeyBord」のペアリングの再接続が必要になります。

4)WindowsからのBIOSアップデート
「STCK1A32WFCR」のBIOSアップデートはBIOS画面以外にWindowsからもBIOSアップデートができます。intelのサイトからBIOSインストーラーの「FCBYT10H.86A.0035.EB.EXE」を入手します。
Windowsからの「STCK1A32WFCR」BIOSアップデート  
「FCBYT10H.86A.0035.EB.EXE」を起動すると左記の画面が表示されますので「Continue」をクリックします。
左記の画面が表示されたら「I accept the terms of the above license agreement」の左側の□にチェックマークを入れ「Continue」をクリックします。
BIOSインストールの最終確認画面でインストールを実行する場合は「Restart and Install BIOS」をクリックします。インストールが開始されます。
「0035」BIOSインストール後のCPU-Zの内容です。


7.マウスコンピュータ MS-PS01FのBIOSアップデート

1)BIOSアップデート手順
マウスコンピュータの「MS-PS01F」のBIOSアップデートはWindows上で実行するようになっています。マウスコンピュータのサイトにBIOSバージョン「PS01F-13A」がアップされていますのでそのファイルを入手します。
マウスコンピュータのサイトの「サポート情報」の中の「各種ダウンロード」のサイトから入手します。
BIOSバージョン「PS01F-13A」の入手  
BIOSやドライバー等を入手する場合、製品裏面に記載されているシリアル№を画面へ入力し「検索」をクリックします。
検索結果が表示されますので「MS-NH1/MS-PS01F における Windows 10 の 11 月の更新プログラム 適用について」の行をクリックします。
「b)BIOSを更新する」の「b2)MS-PS01F」のところに「BIOS ⇒ Download」の「Download」をクリックし「PS01F-13A.Zip」ファイルをダウンロードします。
「PS01F-13A.Zip」ファイルの中の「13A」フォルダの「H2OFFT-W」を起動すると左記の画面が表示されます。「OK」をクリックするとBIOSアップデートが開始されます。
BIOSアップデート中は左記の画面が表示されます。
「H2OFFT-W」実行後のCPU-Zの「Mainbord」でBIOSバージョンが「PS01F-13A」にアップデートされているのが確認できます。

2)BIOS画面の起動方法

「MS-PS01F」のBIOS画面を起動する場合は「ESC」キーを押します。
BIOS画面起動    
  「MS-PS01F」に電源を入れた直後に「ESC」キーを長押しすると左の画像のBIOS画面が表示されます。
BIOSバージョン「PS01F-10」 BIOSバージョン「PS01F-13A」  
BIOS画面の「SCU」を押しと左側の画面が表示されます。設定項目は非常に少ないです。左側はBIOS旧バージョンで右側はBIOS新バージョンです。設定項目に変化はありませんでした。


8.Windows10へのアップグレード

Windows 10 へアップグレードすることが可能なので「Microsoft Windows 10 へのアップグレード手順について」を参照し作業を進めたいと思います。

1)Windowsリカバリメディアの作成
事前にUSB回復ドライブを作成することによってアップデート中にトラブルが発生した際に役立ちます。

回復ドライブの検索  
検索画面で「回復ドライブの作成」を検索しプログラムを起動します。

USB回復ドライブの作成  
回復ドライブの作成の開始です。事前に8GB以上のUSBメモリーを準備しておきます。
USBメモリーは内容がすべてクリアされるのでクリアされてもいいUSBを挿しておきます。
データが削除されることの最終確認ですので削除されて困るデータが入っていないか確認してから次の作業に進んでください。
最初に「ドライブのフォーマット」が実行され、次は「ユーティリティがコピー」されます。一連の作業が実行された後に「回復パーティション」の内容がUSBメモリーへコピーされます。
「回復パーティション」の内容のコピーが完了した状態です。

2)最新のBIOSにアップデートしておくこと
古いBIOSのままだとWindows10のアップデート中にエラーが発生する可能性があるので注意してください。

3)Windows10へのアップグレード及びインストールUSBの作成
Windows10へアップグレードする場合には「MediaCreationTool.exe」のプログラムが必要になります。プログラムは「Windows 10 のダウンロード」のサイトから入手してください。
「MediaCreationTool.exe」はアップグレード以外にWindows10ディスクイメージのUSBを作成することが可能です。最初にインストールメディア作成から開始します。
USBへWindows10ディスクイメージを作成する場合は「MediaCreationTool.exe」を管理者の権限で実行する必要がありますので注意してください。管理者権限で実行後について説明します。
Windows10ディスクイメージのUSBを作成  
「MediaCreationTool.exe」を実行し「適用される通知とライセンス条項」の画面が表示されたら「同意する」をクリックします。
この画面で直接にWindows10へアップグレードできますが、今回は「別のPCのインストールメディアを作成する」を選択します。
選択できるWondows10は32ビットのHomeエディションになっています。
ISOファイルを作成することも可能ですが、今回は「USBフラッシュドライブ」を選択します。
USBメモリーは3GBの容量が必要ですのでご注意ください。
Windowsディスクイメージの作成が開始されます。
これでUSBメモリーにWindowsディスクイメージの作成が完了です。

4)Windows10へのアップグレード実行
「MediaCreationTool.exe」プログラムを実行し「このPCを今すぐアップグレードする」を選択しWindows10へのアップグレードを実行すると途中でエラーが発生してしまいました。
事前に作成したWindows10インストール用USBを使用してWindows10へアップグレードしましたので手順を説明します。
Windows10インストール用USBを使用してWindows10へのアップグレード  
Windows10インストール用USBの「setup」をクリックして起動します。
「重要な更新プログラムをインストールします」の画面では「今は実行しない」を選択し「次へ」をクリックします。
「適用される通知とライセンス条項」の画面で「同意する」をクリックします。
「インストールする準備ができました」の画面が表示されたら「インストール」をクリックします。Windows10へのアップグレードが開始されます。
Widows10へのアップグレードが開始され「Windows10へようこそ!」の画面が表示されたら「次へ」をクリックします。
「デバイスのプライバシー設定の選択」この画面で各項目のオン・オフを設定し「次へ」をクリックします。
この画面では「今は実行しない」をクリックしました。
この画面では「次へ」をクリックします。この後、Windows10の最終的な設定が行われます。Windows画面が表示されたらアップグレード完了です。
Windows10アップグレード完了後の「コンピューターの基本的な情報の表示」画面です。Windows10にアップグレードされているのが確認できます。
左の画像は「STCK1A32WFCR」のWindows10の情報です。
左の画像は「MS-PS01F」のWindows10の情報です。



9.ベンチマーク

ベンチマークはWindows8.1上で計測しています。

1)Superπ mod1.5 1M
同じCPUですから当然ですが計測タイムはほぼ同じになりました。
STCK1A32WFCR MS-PS01F

2)Crystal Disk Mark
ハードディスクは「Kingstone S10032」のeMMCなのでほぼ同等の性能になっています。
STCK1A32WFCR MS-PS01F

3)ファイナルファンタジーXIV:蒼天のイシュガルド ベンチマーク
Scoreは「STCK1A32WFCR」が若干いいですが両方ともゲームをプレイできるような性能は持っていません。
STCK1A32WFCR MS-PS01F

10.総合評価

1)スティックPCはゲーム向きではない
今回のベンチマークの測定結果からゲーム向きではないのがハッキリしました。 最近ではネットやメールおよびLINEはスマートフォンでほとんど用が済んでしまいますのでメール等を見るというためのニーズは低いかと思います。ただし、最近、新作映画などは動画配信サービスでも動画配信されているのでわざわざレンタルDVD屋へDVDを借りに外出するが面倒だけど家の中で家庭用テレビの大画面で動画配信サービスの映画やドラマを鑑賞したいという方にはスティックPCは非常に便利だと思います。

2)出張先や旅行先へ気軽に持っていける
出張先や旅行先のホテルでホテルの映画サービスを見ても有料で映画の数が非常に少ないので「HuLu」や「Amazoneプライム・ビデオ」などの動画配信サービスを使った方が映画やドラマの本数は非常に多いので便利で楽しめます。 最近のホテルでは無料WiFiサービスを利用できるので簡単にインターネット接続ができますので、動画配信サービスを利用した方が便利です。また、スティックPCは非常に小型なのでバッグの中に入れてもスペースを取らないので持ち運びにも便利です。

3)「Mini Bluetooth KeyBord」はマルチペアリングが出来ないのでちょっと不便
Bluetoothのデバイスは基本的に1対1の関係になります。ペアリング操作をした後に他のスティックPCを使うためにペアリング操作を再度行うと、最初にペアリングを行ったスティックPCとの接続ができなくなります。 「Mini Bluetooth KeyBord」はマルチぺリング未対応ですので1台の「Mini Bluetooth KeyBord」で数台のスティックPCと接続して利用することは不可能なので利用する際には注意が必要です。
「Wireless Desktop MK710t」と比較すると「Mini Bluetooth KeyBord」のマウスポインタの動きが少し鈍いので、指の動きに追いつかないことが多々ありました。ただし、ゲームパッドと同じくらいの大きさなので取り回しは非常に楽なので出張先や旅行先へ持って行くのは便利です。









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