2007/07/10公開
2007/08/29更新
電圧変動測定(2007年8月29日追加)
850W高効率静音ハイパワーモジュラー電源の
Antec TRUEPOWER Quattro TPQ-850
ATI HD2900XTを導入したものの550W(CrossFire使用時は750W)を必要とする電気大食いカードでテスト環境の420W電源では、ATI HD2900XT動作が不安定になるのと、ATI HD2900XTカードではCATALYST Control Centerに実装されているオーバークロック機能「ATI OverDrive」を利用するにはPCI Express用8ピン+6ピンの構成で利用する必要があるため思い切ってAntecのTRUEPOWER Quattro TPQ-850を購入しました。黄色がなんとも言えず阪神タイガース版みたいな電源です。
Antec TRUEPOWER Quattro TPQ-850の特徴
1)高効率静音ハイパワーモジュラー電源クワトロ
・4つの独立した+12V(768W/64A)出力回路により、安定した高出力を実現。
・最新のATX12V Ver.2.2及びEPS12V Ver.2.91に準拠し、デュアル/クアッドCPUやサーバレベルのプロセッサー要求に対応。
・次世代規格の8ピンPCI Express電源に対応、最新のQuad SLIやGeForce 8800 GTXのSLI などのハイエンドな電源要求にも対応。
・アクティブPFC搭載で、入力電圧の波形を調整し電源の力率を改善。
・ユニバーサル入力により、電圧100- 240V間でコンセントからの交流(AC)入力に対して、自動で切り替え。
2)アドバンストケーブルマネジメントシステム採用
・耐久性を向上させたモジュラーケーブルとアドバンストケーブルマネジメントシステムにより、ケーブルの混線を無くしクリーンなエアフローを実現。
・電源を供給する電源コネクタ各種に、電気抵抗が低く通導性に優れている金メッキコネクタを採用。
・高効率な低発熱設計により、電源ファンの小型化(8センチファン)を実現。
3)高レベルの安全、工業用グレードの保護回路搭載
・高レベルの安全を実現した工業用グレードの保護回路により負荷による損傷を防止。
・24時間50℃の厳しい環境下でも定格出力とMTBF:8万時間の耐久性を実現。
4)80PLUS認証取得
・80PLUS認証である、80%以上の高効率性を実現した省エネ仕様。
Antec TRUEPOWER Quattro TPQ-850の仕様 | |
規格 | EPS12V v2.91 及び ATX12V v2.2 準拠 (デュアル/クアッドコアCPUに対応) |
搭載ファン | 8センチ静音ファン |
入力電圧 | 100〜240Vac ±10% |
入力周波数帯 | 47Hz〜63Hz |
効率性 | 最大85% |
保護回路 | OVP(過電圧保護)、SCP(短絡保護)、UVP(電圧不足保護)、OPP(過電力保護) |
動作温度 | 0℃〜50℃ |
平均故障間隔(MTBF) | 100,000 時間 |
安全性許認可 | UL、CUL、FCC、TUV、CE、C-tick、CCC、CB Gold plated connectors for |
LOHAS | アクティブPFC、80PLUS、RoHS適合 |
サイズ | 150(幅)×180(奥行)×86(高)mm |
重量 | 2.6kg |
Antec TRUEPOWER Quattro TPQ-850の出力 | ||||||||
DC Output | +5V | +3.3V | 独立した+12V出力回路 | -12V | +5VSB | |||
+12V1 | +12V2 | +12V3 | +12V4 | |||||
Max Load | 30.0A | 25.0A | 18.0A | 18.0A | 18.0A | 18.0A | 0.5A | 3.0A |
Min Load | 0.2A | 0.1A | 0.1A | 0.5A | 0.0A | 0.0A | 0.0A | 0.0A |
Available Power | 180W | 768W (64A) | − | − | ||||
Total Power | 850W | |||||||
AC input : 100〜240V (ユニバーサル入力)/ 12〜6A : 60〜50Hz |
電圧変動測定(2007年8月29日追加)
OCCT 1.1.0 を使用してVcore、3.3V、12V電圧の30分間の電圧変動を測定してみました。
OCCT 1.1.0で使用できるMotherbord Monitor ソフトはMotherbord Monitor 5、Speedfan、EVEREST の3種類です。
使用したMotherbord Monitor ソフトはMBM 5.3.7.0ですが、MBMだとVocreが2.50Vと異常な数値になったので、VcoreはSpeedfan 4.32 を使用しました。
EVEREST Home Edition 2.20 の使用を試みましたがエラーになって使用できませんでした。
測定環境 | |
CPU | intel PentiumD 950 (3.4GHz) |
CPUファン | リテール |
メモリー | SanMax DDR2-800 CL5 hynix 1GB×2=2GB BIOS設定:SPD (5-5-5-18) |
マザーボード | Asustek P5W DH Deluxe(i975X + ICH7R) |
HDD | HITACHI Deskstar7K80(80GB) |
サウンドカード | Creative Sound Blaster Audigy 2 Digital Audio |
ネットワーク | オンボード(Marvell 88E8053) |
OS | Windows XP Professional SP2 DirectX9.0c |
ビデオカード | ATI HD2900XT(R600)デフォルトクロック |
ドライバー | CATALYST 7.8 |
アイドル状態でのテスト | 3DMark06で負荷を掛けた状態でのテスト |