2003/02/09公開



 NorthwoodコアのPentium4 2.4Bです

今年、初めて購入したNorthwoodコアのPentium4 2.4Bです。C1ステッピングのSL6EFでL239A587ロットのものが欲しかったのですが、見つからなかったのでQ240A335というロットを購入してみました。はたして耐性の程は! AthlonXP2400+とも比較してみました。

Pentium4 Northwoodコアの特徴
インテル NetBurst マイクロアーキテクチャ
ストリーミング SIMD 拡張命令 2
533MHz または 400MHz システム・バス
L1キャッシュ 20KB、L2 キャッシュ 512KB 
最新の0.13ミクロン・プロセス技術

Nortwoodコア Pentium4 2.4B SL6EF ロットはQ240A335
リテールクーラー


測定環境 intel Pentium4 AMD AthlonXP
CPUファン アルファ製 PAL8942(DELTA製5700rpmファン) アルファ製 PAL8045U(DELTA製5700rpmファン)
メモリー SAMSUNG 256MB RIMM4200 32ns Corsair XMS3200C2 (PC3200 CL2) 256MB
マザーボード Asus P4T533/R(i850E) BIOS 1006.002 beta ABIT KD7-RAID(KT400) BIOS CY
HDD IBM DTLA307020(20GB)
サウンドカード なし
OS Windows XP Professional SP1a
ビデオカード&ドライバー ELSA GLADIAC 925ViVo(Datnator 42.86Beta)デフォルトクロック
室温 17℃


電圧毎のクロックアップ耐性 

Vcore電圧
(PCProbe読み)
1.525V
(1.584V)
1.575V
(1.648V)
1.625V
(1.695V) 
1.675V
(1.76V)
1.725V
(1.744V)
メモリー設定 Turbo 3× 電圧2.9V 
動作FSB(MHz) 167.05 169.03 173.01 176.99 178.98
CPUクロック(MHz) 3006.82 3042.60 3114.19 3185.80 3221.58
Superπ104万桁 52秒 51秒 50秒 49秒 49秒
Superπ動作時CPU温度 19℃ 23℃ 26℃ 28℃ 29℃

各Vcore電圧での動作FSBはSuperπ104万桁が通ったときの最高動作FSBです。
FSB及びCPUクロックはWCPUID Ver3.1aで測定。

  Pentium4 2.4B AthlonXP2400+
定格時 Turbo 4X Max Turbo 3X Max 定格時
Vcore電圧 1.525V 1.700V 1.825V 1.65V
メモリー設定 Turbo 4× Turbo 4× Turbo 3× DDR266 2-6-2-2
動作クロック FSB133.64×18=2405.45MHz FSB160.05×18=2880.81MHz FSB178.02×18=3204.40MHz FSB133.39×15=2000.89MHz
Superπ104万桁 59秒 49秒 46秒 59秒


HDBENCH


Sandra2003


3DMark2001

N-Bench2


QuakeVARENA (FPS,1280X1024 32bit)

Comanche 4 (Frame/Sec,1280X1024 32bit)
Comanche 4 (Tris/Sec,1280X1024 32bit)
Unreal Tournament 2003(Flyby,1280X960)
Unreal Tournament 2003(Botmatch,1280X960)


総評

1.かろうじて定格で3GHz、やっぱハズレ?

定格電圧の1.525VでかろうじてSuperπが通りました。しかし、室温が低かったこととアルファのヒートシンクのおかげで達成できたようなんもので、その後、室温がちょっとでも高いと撃沈でした。それに、3DMark2001は通りませんでした。もう、この段階でハズレCPUだと言う事がわかります。

2.最高クロックは、ほんとうに限界か?
RIMMメモリーが低耐性のためか、最高クロックは、Vcore1.725で179MHz止まりでした。これ以上電圧を上げてもだめでした。また、Vcore1.7V以上ではマザーからピーポーピーポーという音が出てまともなテストにはなりませんでした。残念ながら、今回は、このコアの限界テストができたとはいえないようです。SuperπはFSB178MHzで46秒と本サイトとしは最速値となりました。しかし、高クロックになると不安定になりFSB179MHzの時は逆に遅くなってしまいました。
限界テストは、環境を変えた段階で再度挑戦してみたいと思います。

3.定格2.8GHzが常用か?
今回テストした環境では、メモリー、マザー、CPUと低耐性ですが、メモリー設定をTurbo4Xにして、一番安定していたのは2.8GHzでした。ゲームパフォーマンスがなかなかいいので、現在常用中のAthlonXP2400+(2700+相当で常用)よりは満足のいくパフォーマンスといえます。ゲーム以外に、全体的に動作が軽やかなのでP4T533/R+Pentium4 2.4Bをメインマシンとして常用してもいいかなって感じです。

4.不満の残るレビュー結果
常用3GHzオーバーと逝きたかったのですがPentium4 2.8GHzを半値で購入したと思えばいいかな。でも、やっぱり、3GHz常用したいです。ということで、今回は不満の残るレビュー結果となりました。
RIMMの環境だとオーバークロック難しいです。

注)オーバークロックによる製品破損は保証外ですのでオーバークロックは自己責任で行ってください。 inserted by FC2 system