2004/11/11公開
2004/12/11更新
コントロールソフトFEATHER2005(2004/12/11)
ハードウェアMPEG2エンコーダー機能搭載TVチューナーボード
高画質高音質Hi-Fiスプリットキャリアチューナー搭載
(地上/BS/CSデジタル放送に対応)
カノープスのMTVX2004HF
長らくMTV2000を使用していましたが、そろそろTVチューナーを交換したいな〜と思っていたところに、カノープスからTVチューナーユーザーへMTVX2004HFの優待特価(市場価格よりも安かった)キャンペーンのメールが来たので即発注してしまいました。名機MTV2000は、発売当初、定価64,800円(実売50,000円ぐらい)とMTVX2004HFが2枚も購入できる(優待価格で)高級TVチューナーカードで、MPEGエンコーダー部分はDVStorm(DV/アナログビデオ・リアルタイム編集)と併用するとStormEncoder(高画質ハードウェアMPEGエンコーダ)と同様の機能を実現できるという優れものでした。その、名機MTV2000とデジタル放送に対応した最新のMTVX2004HFを比較してみました。ただし、我が家の環境ではまだデジタル放送を受信することができないため、デジタル放送については検証できませんでした(12月には我が家に導入しているCATVでもデジタル放送を受信可能になるので、受信可能になった時点で検証してみたいと思っています)。
MTVX2004HFカード本体 | 同梱内容 | 右はMTV2000 |
Canopus MTVX2004HFの仕様 | |
TV受信部
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NTSC(日本地域対応) 音声多重/ステレオ放送対応 受信可能チャンネル VHF 1〜12、UHF 13〜62、CATV C13〜C35 入力端子:F型コネクタ×1 |
ビデオ入力部 | ビデオ入力信号:NTSC ビデオ入力端子×2:7ピンDINコネクタ、コンポジット(付属コネクタ使用) |
オーディオ入力出部 | オーディオ入力部:3.5φステレオミニジャック x 2 (ステレオ2系統) オーディオ出力部:3.5φステレオミニジャック または サウンドカード内部接続用コネクタ |
MPEGエンコード部 | ビデオ圧縮:符号化方式 MPEG2 MP@ML ビデオ画素数:720x480, 480x480, 352x480, 352x240 ビデオビットレート:最大15Mビット/秒(Iフレームのみの場合、最大25Mビット/秒) オーディオ圧縮:MPEG1 Audio Layer2、リニアPCM 多重化:MPEG2 プログラムストリーム |
MTVX2004HF の動作環境 | |
CPU | Pentium4 3.20GHz (HT ON) |
メモリー | SanMax Winbond BH-5 チップ PC3200 CL2.5 256X2=512MB |
マザーボード | Asus P4C800-E Deluxe(i875P) BIOS 1018 |
HDD | IBM Deskstar 7K250(80GB) |
サウンドカード | Creative Sound Blaster Audigy 2 Digital Audio |
OS | WindowsXP Professional SP2 DirectX9.0c |
ビデオカード | ATI RADEON9800Pro |
ビデオカードドライバー | ATIリファレンスドライバーCATALYST 4.10 |
MTV2000 の動作環境 | |
CPU | AthlonXP2400+(定格2.01GHz) |
メモリー | Crucial Micronチップ256MB×2 = 512MB PC2100 CL2.5 |
マザーボード | GigaByte GA-7DXR+(AMD761) BIOS BIOS F9 |
HDD | IBM Deskstar 120GXP(40GB) |
サウンドカード | Creative Sound Blaster Live! X-Gamer |
OS | WindowsXP Professional SP2 DirectX9.0c |
ビデオカード | ELSA GLADIAC 534(GeForceFX5200) |
ビデオカードドライバー | nVIDIAリファレンスドライバー Ver61.76 |
画像比較
コントロールソフトFEATHER2004Dの操作画面
見やすくなったチャンエンル表示とボリューム表示
チャンネル表示 | ボリューム表示 |
FEATHER2004D設定画面 | 操作パネル |
よりビジュアル的になって録画映像の管理がやりやすくなった
MEDIA LIBRARY |
総評
1)名機MTV2000を超える高画質
MTVX2004HFでTVを受信して、MTV2000より画質がシャープになったな〜というのが第一印象でした。MTVX2004HFで高画質録画設定をした場合、MTV2000では固定ビットレートだったのがMTVX2004HFでは可変ビットレートになっているのが大きな違いでした。そのためか録画データのファイルサイズはMTVX2004HFの方が小さくなっています。しかし、MTV2000でもマニュアル設定により可変ビットレートでの録画は可能なのでファイルサイズを小さくすることは可能ですが、画質には大きな違いがありました。上に同じ放送を録画したサンプル映像をキャプチャし拡大した静止画を掲載してますが、MTVX2004HFの方が明らかにシャープになっています。
拡大した静止画の「世界」という文字を比較するとMTV2000の方は、文字が若干ぼけています。「99222」の静止画を見ると、よりハッキリと違いが現れています。
録画すると映像の音量が少し小さくなるのは前と変わりません、音質についてはクリアーな音質になっているとは思いますが、私自身、音質にこだわりが無いので残念ながら差があるのか判りませんでした。
2)FEATHER2005でMTVX2004HFは更に変わる
現在、MTVX2004HFに添付されているコントロールソフトはFEATHER2004Dですが、本年度12月にはFEATHER2005へバージョンアップされます。このバージョンアップにより映像配信もサポートされる予定です。現在、カノープスでは映像配信専用ソフトとしてHomeEdgeがありますが、残念ながら生産終了となってしまっているのでFEATHER2005でMTVX2004HFのライブ受信映像を配信できれば更に魅力的なものとなります(HomeEdgeでは、MTV2000のライブ受信映像を配信することが可能ですが、MTVX2004HFはサポート外です。)。カノープスダイレクトショップでは在庫限りですが、まだ、HomeEdgeを購入することが可能です。
ハードウェアMPEG2エンコーダー搭載TVチューナーカードとしては高価な部類のMTVX2004HFですが、ダイレクトハードウェアオーバーレイを搭載しているためか、CPU占有率は録画時でも2〜4%と非常に少なく非力なPCでも高画質の映像受信と録画が可能で、価格以上に満足感を与えてくれる製品ではないかと思います。
統合型デジタルAVコントロールソフト FEATHER2005 2004/12/11公開
MTVX2004HFを購入してたので統合型デジタルAVコントロールソフト FEATHER2005のバージョンアップのメールが届いたので早々に使用してみました。
メインメニュー | 設定画面 |
TVモード | 番組表 |
録画予約 | Videoモード |
Photoモード | Musicモード |
CDモード | |
ちょっと使ってみて
FEATHER2005を起動すると最初にメニュー画面が表示されます。操作画面は一身され、リモコン風の操作パネルは廃止されています。リモコンのCRM2004との組み合わせで最高の操作性を発揮するようなユーザーインタフェースとなっています。Windows XP Media Center Edition 2005上では、MTVXシリーズは動作しないことが報告されていますが、このFEATHER2005によって同じ操作性を得られるように開発されたものと思われます。FEATHER2005を使うとCRM2004が欲しくなってしまします。
FEATHER2005を使って一番不満に思ったのは、ウィンドウズ表示サイズの最小が640×480で、FEATHER2004Dのように320×240表示が無いことです。PCでWebを見ながらTVを横目でちょっとみるには大きすぎる表示サイズです。これは、改善して欲しいところです。
PlayStation2統合型デジタルAVコントロールソフト FEATHER2005 2004/12/11公開