2001/12/02公開



PL-iP3/T
デフォルト電圧変更方法

(L6911EのVID2とGNDを結線してデフォルト電圧アップ)


CPU側のVID1とVID2の結線によるデフォルト電圧アップは失敗に終わりました。電源ICのL6911Eにディップスイッチを付ける改造をすることによって電圧をコントロールすることは可能になります。ほかのサイトでこの改造による動作報告がありました。電源ICの足を持ち上げてディップスイッチを付ける改造は私にはちょっと難しすぎるし、テスターがないのでちょっと無理があります。でも、Celeron1.2GHzで1.5GHz動作は魅力があります。そこで、半田ゴテを使わなくてもいい銅線結線術に再度挑戦してみました。

この方法は、電源ICのL6911E側でVID2をGNDに銅線で結線し、VID2を0(Low:グランド)させます。これで、Vcoreは1.675Vの設定になります。しかし、デフォルトの1.475V設定で定格電圧の1.475Vがゲタから供給されていないとのことなので、1.675V設定にしても計測すると1.675V以下ではないかと思います。(テスター無いので計測不可能)


1.銅線によるVID2とGNDの結線

PL-iP3/Tのカバーを外します。簡単に外れますが力を入れすぎないように。
L6911EはPL-iP3/Tの裏側に実装されています。
L6911Eのピン配置です。ゲタへの実装は図とは上下逆になっていますので注意してください。ゲタ側から見るとVID2は右側上から5番目、GNDは左側の上から1番目です。
最初に、VID2を結線します。銅線の先端をちょっとUの字にまげてピンに通します。
VID2側の銅線を捩ってとれないようします。GND側は簡単に銅線を通すことができますので、後は余った銅線を切断します。結線した銅線がほかのピンに触れないよう注意しましょう。


2.動作結果

FSB125で動作 HDBENCH

FSB125で、Superπ104万桁と3DMark2000が通りました。
クロックアップの結果から、1.675V設定でVcoreは1.475V程度になったのではと想像しています。
今回の方法は、実際に出力されている電圧がどのくらいになるか測定しないと危険であることと、すべてのマザーで同じような結果になるとは限りませんので、自己責任で実施してください。



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