2001/06/10公開
2001/07/03更新

パーツの購入

実際にどのようなパーツを購入すればいいのか購入例を挙げてみます。

1.購入のポイントは。
2.とにかく安く作りたい。
3.それなりの性能が欲しい。


(下記の表の価格は、適時更新します)


1.購入のポイントは (先頭へ
パーツを購入する際のポイントを下記に示してみました。

1)パソコンで何をするか使用目的をはっきりさせパーツを選択する。

  @ インターネット&メールそれとWordやExcelのOfficeソフトの使用が主である。もしくは、とにかくパソコンを自作してみたい。
この場合、現在市場に出回っている最低スペックのパーツ構成で十分すぎるくらいです。
A 3Dゲームが主である。
CPUとビデオカードの性能が一番重視されます。また、ゲームの臨場感を高めるためには3Dサウンドをサポートしたサウンドカードや5.1チャンネルスピーカーをお勧めします。
B ビデオのキャプチャー&編集が主である。
CPUの性能、HDDのアクセススピードと容量、メモリー容量が重要になってきます。ビデオカードは性能より画質を重要視します。
C 最初はインターネット&メールのみの使用だが、先々ビデオのキャプチャー&編集にも挑戦したい。
この場合、最初は安く上げて後からアップグレードする場合と、最初から必要な性能にする場合がありますが、半年以内にビデオのキャプチャー&編集に挑戦するのであれば、最初から必要とする性能のパーツにした方がいいと思います。1年ぐらいだと、CPUの性能は向上し価格も安くなるということを考慮しパーツを購入するといいと思います。

と大雑把ですが、いろいろな使用目的があると思います。

使用目的 CPU メモリー マザーボード チップセット HDD VGA サウンドカード
@ Celeron633 SDRAM 128MB ECS P6IPA i815EP 10GB オン・ボード  オン・ボード
A Athlon1.4GHz or
AthlonMP1.2GHz
DDR SDRAM 256MB Epox EP8K7A AMD761/VIA686B 30GB GeForce2Ultra or
ATIのRADEONクラス以上
Creative Sound Blaster Live!

 

PentiumV1GHz SDRAM 256MB Asus CUSL2-C i815EP
B PentiumV1GHz SDRAM 256〜512MB Asus CUSL2-C i815EP 40GB MatroxG450  Labway Xwave 7000 (CMI8738)
C PentiumV800MHz SDRAM 256MB Asus CUSL2-C i815EP 30GB MatroxG450 オン・ボード



2)徐々にパーツを購入する場合
 一度に全てのパーツを購入する場合、決めた予算内でどのパーツに多くお金を掛けるかを決めます。これは上記のように使用目的によって異なります。
 下記の購入例は、全てのパーツを一度に購入するのでは無く、徐々にパーツを購入する場合、どのパーツから購入するればいいかを挙げています。使用目的を考慮しつつ価格変動の少ないパーツから購入していきます。

  @ 価格変動が少なく、性能の劣化が少ないパーツから先に決めていきます。
CPUやマザーボードの種類に一番左右されないで、長期間使用するパーツから決めるといいと思います。
ケース、キーボード、マウス、ディスプレイがこれに該当します。一般的には、この種のパーツは一番最後に予算の範囲内で購入するために安いものを購入しがちですが、最低でも3〜5年は使用することを十分考慮した上で決めるといいと思います。
この種のパーツは3〜5年ぐらい使用しても性能の劣化が無く、長期間使用するので多少お金をかけた方がいいかと思います。
また、ケースに内臓されている電源メーカーもチェックしておく必要があり、AthlonやPentium4対応電源のものを購入することをお勧めします。
ケースはATXミドルタワーが一番汎用的で、CPUやマザーの種類等に影響されないと思います。
※ここでは、汎用性、拡張性の少ないmicroATXは対象としていません。
A 次はマザーボードですが、これも長期間使用しても性能の劣化が少なく、価格の変動も少ないパーツです。
ただし、CPUやメモリーとの組み合わせに一番影響を受けるので、使用目的に即したパーツを購入します。
この辺で、CPUをAthlonかPentiumVもしくはPentium4かを決めます。それと、メモリーは一般的なSDRAMかDDR SDRAMかも決める必要があります。これによってマザーボードの種類が必然的に絞り込まれて行きます。
B サウンドカードとスピーカーの組み合わせは、音が鳴ればいい程度からホームシアターまでと一番幅が広くなっています。
最近の格安カードでも3Dサウンドをサポートしているので、長期間使用しても見劣りすることは少ないと思います。
スピーカーは価格の幅が大きいパーツです。最初は音が鳴ればいい程度であれば、千円以下の激安スピーカーで
十分ですが、ホームシアターを目指すとなると2万円以上の価格になります。スピーカーは交換が簡単なので、スタート時は安いもので、後からアップグレードする方がベストかと思います。
C DVD-ROMドライブにするか、それとも最初からCD-R/RWド&DVDドライブにするかは予算との関係に依存しますが、書き込み速度の向上が頻繁に行われるので、新しいものでもすぐに旧モデルとなり安くなるので以外と価格が変動します。最近登場してきた、DVD-RWやDVD-RAMも視野に入れておく必要があると思います。
 最初は、DVD-ROMドライブを購入し、後から追加でCD-R/RWドライブの購入がベストかと思います。予算に余力がある場合には、最初からCD-R/RW&DVDドライブの購入をお勧めします。大容量HDDのデータをバックアップするためにはCD-R/RWドライブが必須かと思います。
D 一番価格変動の激しいのは、CPU、メモリー、HDDです。パソコンの性能を決定するパーツですが、一番アップグレードし易いパーツでもあります。
総額予算が少ない場合、最初は安いパーツで構成し、後から予算に合わせながらアップグレードしていきます。
最初の購入は、CPUで、Athlon1GHzかPentiumV800MHz、メモリーは256MB、HDDが30GBがベストな選択かと思います。通常の使用であれば2年以上は使用できると思います。



2.とにかく安く作りたい (先頭へ
はじめて自作するので、とにかく安いパーツで組み立てたいと言う方への構成例です。後は、慣れてから徐々に性能を重視するような高価なパーツへのアップグレードをお勧めします。

パーツ

Athlon DDR Athlon SDRAM Duron DDR Duron SDRAM PentiumV Celeron
CPU Athlon900MHzリテール 11,800 11,800 - - - -
Duron750MHzリテール - - 6,200 6,200 - -
PentiumV733MHzリテール - - - - 14,800 -
Celeron633MHzリテール - - - - - 5,780
メモリー PC133 SDRAM256MB(CL3) - 3,280 - 3,280 3,280 3,280
PC2100 DDR SDRAM256MB(CL2.5) 5,880 - 5,880 - - -
マザーボード I Will KK266 16,799 - 16,799 - - -
ECS K7VMA(VGA ,Sound付き) - 9,970 - 9,970 - -
ECS P6IPA (i815EP) - - - - 10,800 10,800
HDD Maxtor Fireball lct20 LD10.0AT 10.2GB
(4,500rpm UltraATA/100 128KB))
5,980
FDD Panasonic (2MODE) 1,470
VGA GAINWARD GeForce2MX(AGP,32MB) 6,980 オン・ボード 6,980 オン・ボード
DVDドライブ 日立 GD7000(8倍速,ATAPI,バルク) 4,980
サウンドカード   オン・ボード
スピーカー マルチメディア スピーカーWSP1160 580
キーボード Turbo Trak(PS/2日本語) 699
マウス M-RP2M PS/2マウス 248
ケース Justy CI-7004 (250W) 1,980
CRT AcerView V771 (17インチSM管)  18,500
OS WindowsMe OEM  13,800
合計金額 91,466 74,977 83,796 67,307 77,137 68,137

注)WindowsMe OEM版は単体購入できません。

上記の組み合わせ例は、秋葉原で購入できる新品価格ですが、必ずその価格で購入きるとは限りませんので参考程度に考えてください。


3.それなりの性能が欲しい先頭へ
やっぱり、そこそこの性能が欲しい方にお勧めのパーツ組み合わせ例です。3Dゲームやビデオ編集でもそこそこ使用できる構成です。

パーツ

Athlon DDR PentiumV
CPU Athlon1.0GHzリテール(FSB266) 15,600 -
PentiumV800MHzリテール(FSB100) - 18,000
メモリー PC133 SDRAM256MB(CL3) - 3,300

PC2100 DDR SDRAM256MB(CL2.5)

5,980 -
マザーボード Epox EP8K7A(AMD761/VIA686B) 19,800 -
Asus CUSL2-C (i815EP) - 12,980
HDD IBM DTLA-307030 30.0GB
Deskstar 75GXP (7,200rpm Ultra ATA/100 2MB)
12,980
FDD MITSUMI D353M3 (2MODE) 1,580
VGA Guillemot(Hercules) 3D Prophet 4500 AGP,KYRO II(STG4500-X),64MB 19,480
CD-R/RW&DVDドライブ RICOH MP9120A(12倍速書込/10倍速書換/DVD8倍速 ATAPI 内蔵型) 24,500
サウンドカード Creative Sound Blaster Live! Digital Audio2 11,980
スピーカー Creative PlayWorks2500 (DTTPW2500/J) 24,799
キーボード Microsoft Internet Keyboard (PS2日本語) 3,800
マウス Microsoft ホイールマウス オプティカル USB/PS2 4,800
ケース 星野金属工業 F160W4(Varius335 P4 (335W)) 17,800
ディスプレイ CRT iiyama LM702UC 29,800
液晶 日本エヌフレン NF-1500MA-Wアイボリー (15インチTFT)  56,800
OS WindowsMe OEM  13,800
合計金額 206,699
液晶(233,699)
183,399
液晶(210,399)

注)WindowsMe OEM版は単体購入できません。

上記の組み合わせ例は、サウンドカードとスピーカーは光デジタル接続ができ5.1CHスピーカーとホームシアターが可能な構成としてます。また、大容量HDDを搭載しているのでDVDの再生できるCD-R/RWとしてます。DuronとCeleronは除外しましたが予算に合わせて購入してください。

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